Zone3

白馬→明科→聖高原

出発前に空気を入れてタイヤの状態をチェックしたら磨耗が進んで耐パンクベルトが広い範囲で見え始めている。帰ってきてから交換することに決定。右足の四頭筋に若干疲労が残っている状態でスタート。「本日の自分ルール」は、“極力シッティングで走る”。両郡橋から国道19号に入り笹平から県道31号へ。白馬村に入るまではずっと上り基調なのでついダンシングしてしまいあわてて座りなおす。長野オリンピックから10年経過し、道路にも痛みが目立つ。

白馬村に入り視界が開けると眼前に真っ白な北アルプスが広がる。場違いな服装でたたずむ男が一人。サンサンパーク白馬でトイレを借りて再スタート。一つ目の名のない信号を左折し、次の信号も左折。道なりに走り国道148号佐野坂交差点を左折。トンネルをいくつか抜け、ヤナバスキー場前に出る。ここから先は、農具川→高瀬川犀川と川沿いに走るため理屈上は帰宅まで下り基調が続くことになる。

木崎湖まで来たところで 縁川商店 Yショップニシに立ち寄り、有効成分が沈殿した野菜ジュースとおやき(かぼちゃ)を購入し店先で補給。自転車乗りのアニメオタクとしては茄子入りのおやきを選ぶべきだったか。平日だけあって目立つ人たちは見かけなかった。食後、148号を南下し木崎湖トンネルの手前で右に曲がりゆ〜ぷる木崎湖近くの公衆トイレを借りる。旧道を通り木崎交差点を左折し再び148号に出る。

148号を直進し、信濃大町駅前から国道147号に入り高瀬川を越え、上一北交差点を左折して高瀬川堤防道路に入る。1%の下り勾配と3m/s程度の追い風に乗ってMaxHR80%以下のまま45km/h前後で巡航する。思わず自分の実力を勘違いする瞬間。宮本橋、高瀬川大橋をアンダーパスで通過。この区間、16kmをノンストップ平均速度42.9Km/h。

安曇橋、犀川橋を渡って国道19号に出て長野方向に。木戸橋を渡りセブンイレブン明科七貴店で昼休憩。ここまで80km、Ave30.8km/h 休憩中に2年8ヶ月前の屈辱のヒルクライムを思い出す。帰省ついでに輪行し、松本駅から長野まで自走した際、国道403号を通るルートを選択して途中で自転車から降りて休んでしまった記憶が甦る。すでにここまで80km走り、食事直後で力が出ないという、リベンジに失敗したときの言い訳の種に事欠かない今が再挑戦には絶好の機会。当初の予定はこのまま国道19号で帰宅するつもりだったがここで変更。言い訳のために心拍制限とダンシング禁止令を保ったままスタート。

……簡単に上りきれてしまった。7km、3.8%が上れなかったあのときの自分よさようなら。道の駅さかきたで休憩し、聖高原へ向かうために体力の回復を図る。この辺から北風の強さが気になりだす。

たっぷり太陽光を浴びて再スタート。向かい風の中を我慢して進む。これまでの疲労が溜まり聖高原への上りがつらい。当然心拍は80%以下を維持、というか上がらない。上りきって、身体が暖かいうちにさっさと長野側に下りる。千曲高原カントリークラブを過ぎた先の右カーブで路面の穴に直前で気付き後輪が落ちる。速度を出していなかったので問題ないと思ったら一気に空気が抜けた。鉄の切削屑が刺さってる。広くて日当たりの良さそうなところまでパンクしたままゆっくり下り、手ごろな場所を見つけたので早速作業を始める。

チューブラなので基本的に工具無しで交換できるがミヤタのチューブラテープは剥がし始めがかなりダルい。親指の爪の脇から流血しながらタイヤをむしり取る。1/3くらい剥がれるとあとは簡単にはがれる。非常用で持ち歩いてるタイヤのリムフラップが何もしていない状態で若干ベタつくのでこのままリムに嵌めて空気を入れてみる。問題なさそう&帰宅後のタイヤ交換のことも考えてこのまま圧を上げてゆっくり走って帰ることにする。携帯ポンプでちまちま充填。

前輪と遜色ない程度に入ったことを確認してスタート。パンクからここまで約15分。時折、タイヤの状態を確認しながら下り、セブンイレブン更埴稲荷山店で休憩し向かい風に苦しめられながら帰宅。

  • Distance 126.3km
  • Duration 4:44:56
  • Heart Rate(bpm) 148/181
  • Speed(km/h) 26.7/54.0
  • Cadence(rpm) 78/109